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~降圧剤の実際~

①Ca(カルシウム)拮抗剤

  • アムロジピン(5)
  • アムロジン(5)
  • アダラートCR(20) (40)
  • アダラートL(10) (20)

②アンジオ変換酵素阻害剤(ACE)

  • エースコール(2)
  • プレラン(1)
  • レニベース(5)

③アンジオテンシンⅡ(AⅡ)受容体拮抗薬

  • イルベルタン(100)
  • ブロプレス(4)
  • ディオバン(80)
  • ミカルディス(40)

④β遮断剤

  • アーチスト(10)
  • メインテート(2.5)

⑤利尿剤

  • ラシックス
  • ダイアート

⑥α遮断剤

  • カルデナリン(1)
  • ミニプレス(0.5)
  • エブランチル(15)

⑦中枢性作動薬

  • アルドメット(250)
  • ワイテンス(2)
  • カタプレス

~降圧剤のポイント~

※降圧効果を高めるときは単独の薬を増加するのではなく作用機序の違う他の薬を併用する方が副作用は起こりにくいと言われています。
※一日一回投与の薬から開始しますが、昼間、夜間の血圧を観察しながら昼夕に服用することもあります。
 一般的には(一次性高血圧の方、腎機能が良好な方など)上記一剤で効果不十分であれば
①と② ①と③ ①と④ ①と⑥ ①と⑦
②~④のいずれかと⑤との併用をします。

☆高齢の方には
 ①②③と⑤を組み合わせます。
☆腎不全のある方には
 ①を中心に ①+④ ①+⑥ ①+⑦
 ②と③は慎重に投与します。
☆慢性腎臓病を伴う方には
 ①と③を中心に。

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高血圧はなぜ怖い?

 高血圧という病気が怖いといわれる理由は、高血圧が心臓病や脳卒中、認知症と深く結びついているからです。
家庭用血圧計で、まず定期的に血圧を測定し、自分のふだんの血圧を知ることから始めましょう。
起床後1時間以内の朝食、服用前に排尿を済ませたら、座位で安静にして測定します。
血圧は年齢とともに上昇しますから何もしなければ自然に下がるということは考えにくいです。他の病気の治療薬、サプリメントや食品でも一緒に飲むと効率に影響が出ることもあるので、必ず医師に相談して下さい。
健康に長生きするためにも一緒になって治療に取り組みましょう。

高血圧症と言われたら

 軽症の高血圧に対しては、食事療法や運動療法などの日常生活の注意が有効で、これだけで血圧が正常になれば通常は血圧の薬を飲む必要はありません。しかし「外食」が多い場合には減塩することが難しくなります。このような時は、野菜や海藻、きのこ類、果物などを多く食べるようにして下さい。これらの食品に含まれるカリウムは塩の成分であるナトリウムと反対に血圧を下げる作用を持っています。これらの食品は調理したり、果物などをジュースにして飲んでも構いません。ただし、腎不全の傾向がある場合は、カリウムの摂り過ぎは不整脈を誘発することがあり、注意が必要になります。
「アルコール」は適量であれば血圧を下げますが、飲み過ぎると血圧が上がってくるので注意が必要です。「タバコ」を吸うとニコチンによって血圧が上昇するので禁煙しないといけません。「入浴」は、最初の10分は、血圧が上がりますが、30分以上の長風呂は、逆に血圧を下げます。これらの注意を守っても、まだ血圧が上昇する場合には当院にご相談下さい。降圧剤の工夫をします。

<高血圧症の分類>

~軽症~ ~中等症~ ~重症~
140~159/90以上 160~179/100以上 180以上/110以上

<高血圧の原因>

1次性(本態性) (90%)=遺伝因子・環境因子
                   生活習慣
                   食塩摂取過剰
                   アルコール摂取過剰
                   肥満
                   運動不足
                   喫煙、不眠、ストレス

2次性(持続性)

  • A.腎性(5%)   糸球体腎炎・糖尿病性腎症
  •             多発性のう胞腎・膠原病
  •             妊娠中毒症
  •             腎動脈狭窄
  • B. 内分泌性(2%) クッシング病
  •              原発性アルドステロン症
  •              褐色細胞腫
  • C. 薬剤性(1%)  ステロイドホルモン剤
  •              エリスロポエチン
  • D. 神経性(1%)  睡眠時無呼吸症候群
  •              頭蓋内圧亢進症
  • 24時間尿検査で、尿中ナトリウム排泄量を測定し、一日食塩摂取量を推定します。(腎機能も評価します)(一日食塩摂取8g以内を目標に
  • *クリニックでの血圧だけでなく自宅での血圧を参考にします。(記録表をお渡しします)
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