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~副甲状腺機能亢進症を有する患者さんへ~

「副甲状腺機能亢進症」を有する患者さんへ

リンとカルシウムは骨の主成分です。ところが透析患者さんでは、血中の

リンは上昇し、カルシウムは逆に低下します。この状態が長く続くと、骨がもろくなって骨の痛みや骨折を起こし易くなったり、心機能の低下にもつながります。これを腎性骨症といいます。

この腎性骨症の一つとして重要な病気に、副甲状腺機能亢進症があります。リンとカルシウムのバランス異常が長く続くと、副甲状腺の働きが強くなって、副甲状線ホルモン(PTH)が異常に高くなります。この病気に対して、従来より活性型ビタミンD(アルファロール、ワークミン)を服用したり、高リン食品を制限したりしてきましたが、実際はなかなかコントロールが

困難でした。平成12年より、上記に対応して新しい薬剤の適応が日本で認められました。それが「オキサロール」です。この薬剤を、透析ごとに静注することによって、過度の副甲状腺ホルモン(PTH)の働きを弱めていきます。

また、最近になり、新しい薬「レグパラ錠」が登場しました。この薬の適応は、オキサロール(静注)を使用してもなかなか高PTH血症が抑制しにくい場合です。副作用に低カルシウム血症がありますので、注意しながら投与します。

それでも薬剤の限界がありますので、高リン食品の制限は引き続き必要なことはいうまでもありません。

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