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~IgA腎症(腎生検にて診断組織病名)の臨床像~

~IgA腎症(腎生検にて診断組織病名)の臨床像~

日本人に一番多い腎炎です
小児~成人 幅広く発症(発症年齢ピーク 10-20才台)する
70%は、検診などの偶然の機会に蛋白尿/血尿として発見される
10%は、上気道・消化管の感染直後の肉眼的血尿にて発見される
一般的に無症状であるが、一時的に寛解することはあっても
生涯にわたり持続することが多い
高血圧を伴ない、ネフローゼレベル(3.5g/日以上)まで蛋白尿が増加して腎不全に到ることが多い
約1/3~1/2の症例で血清IgAの高値が認められる。(315mg/?以上)腎生検による腎病理組織像(糸球体の観察)が唯一の確定診断。
免疫組織法(蛍光抗体法)でメサンギウム領域主体にIgA沈着を認める。
発症後 10年 : 10%     20年 : 30%が末期腎不全に進行する。
生活、仕事、学業、運動等に注意を要する場合があります。
食事は、食塩の制限(8g/日以内)が最も重要です。
扁桃腺肥大や反復炎症を呈する場合、扁桃摘出術(耳鼻咽喉科)の適応有り。(現在、有効性は検討中)
高血圧症、高脂血症等の合併例や、脱水、上気道炎のくり返しは、腎炎を悪化させます。

 第2しもざとクリニック  腎臓内科 下郷 泉

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